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【11月号】運動について学ぶ~転倒リスクを考える!編~


高齢者に限らず、転倒は誰にとっても大きなリスクです。

しかし、転ばないための対策だけでは不十分であり、大切なのは「転んだときに大きなダメージを受けないカラダ」をつくることです。

今回は、転倒をしないための知識について皆さんに知っていただきたい3つのポイントをお伝えします。


転倒は日常で最も起きやすい事故

厚生労働省の報告では、65歳以上の要介護の原因として転倒・骨折は上位に位置します。

特に冬場・段差・暗い場所など、日常の少しの油断が大きな事故につながります。

さらに高齢者では、骨折をきっかけに運動量が低下し、

そのまま筋力が落ちて寝たきりへ進行するケースも少なくありません。

つまり、「転ばないこと」はもちろん、「転んだ後も動ける身体」を準備しておくことが重要なのです。


もも上げ(腿上げ)だけでは転倒予防には不十分

一般的に転倒予防=脚を鍛えるというイメージがあります。

確かに腿上げは股関節を大きく動かし、下肢の筋力強化に役立ちます。

しかし、実は転倒予防に必要なのは筋力だけではなく以下の能力が重要です。

バランス能力

反応速度(つまずいた時に瞬時に対応する力)

姿勢制御力(身体を安定させる力)

体幹の柔軟性(転んだ時にケガをしにくい)


大切なのは転ばないより転び方を知ること

もし転倒した場合、最もダメージを受けるのは「手首」「肘」「腰」です。

これは咄嗟に手をつき、全体重を受け止めようとするので本来必要なのは、

・衝撃を逃がす

・身体を丸める

・地面との接触面を分散させる

という転び方の能力です。


転倒予防は、筋トレだけでは不十分であり必要なのは、

バランス・姿勢制御・反射・柔軟性

これら以外にも、寝転んだ状態での力の入れ方など場面に応じた動かす感覚が必要です。

寝転がってから立つまで、その逆の転がってから立つまでの動かすイメージと感覚が養われることが、根本的な転倒予防になると考えます。



これから必要なのは「転ばない身体」ではなく、

転んでも立ち上がれるカラダ・衝撃を逃せるカラダ をつくることです。

歳を重ねても安心して生活できるように、

日常の中に少しずつ「動かす感覚」を作るの習慣を取り入れていきましょう。

即効性はないですが、のちの健康的なカラダへと近づいていくと考えております。

下記に、今回紹介した内容をより詳しく記載したコラムを添付いたします。

ダウンロードして是非社内やご家族でご活用ください。

皆様が20年、30年先も健康的なライフスタイルを過ごしていけるために、健康のために必要なことをこれからも発信していきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

※こちらからコラムをダウンロードできます

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