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まっすぐ立つこと

おはようございます。

本日は「まっすぐ立つこと」と言うテーマで書かせていただきます。

 

足について

突然ですが、

人間のカラダには何本の骨があると思いますか。

成人となると約206個の骨があります。

意外と多い?少ない?

様々な声が聞こえてきそうですが、約206個の骨で成り立っています。

その、206個の骨の内、足部には何個の骨が存在するでしょうか。

(足部=足首から下と思ってください)

足部には両足合わせて52個もの骨があります。(種子骨や過剰骨を含めると56個)

全身の骨の数の約1/4が、小さな足部に集まっています。

多くの関節を形成して複雑に機能し、姿勢維持や歩行における衝撃吸収や推進力形成に貢献しています。

様々な路面に対応できるのも、足部に多くの骨と関節が存在するからなんです。

足部は二足歩行の人間にとって、唯一地面(地球)に接している部分です。

言わば「土台」です。

建物も土台がしっかりしていないと、どんなに良い材料を使って建てたとしても崩れやすくなりますよね。

人間も同じです。

どんなに立派な筋肉を身に纏っていても、

土台となる部分がしっかり機能していなければ、本末転倒です。

 

立つことを考えてみる

現在、一般的に知られている正しい姿勢や良い姿勢は、垂直壁面にかかとから頭までをぴったりと付けた状態での立ち姿勢でイメージされる事が多いのではないでしょうか。

書籍やインターネット情報などでも多く散見します。

しかしながら、実はこの垂直に立つイメージでの姿勢は多くの誤解を生んでおり

実は非自然的な姿勢であるが故に、その姿勢を維持しようとすると、知らずに自らの運動機能を低下させてしまったり

無理を強いれば肩や腰への痛みの原因になる可能性があります。

その非自然的な理由について、二つの観点から鑑みて、合点のいかない解釈である事がわかります。

 

①人間の進化からの観点

水平面からの垂直線は、人間が建築技術を持つに至ってから生み出された線です。

私たちの祖先は、この垂直線を生み出す前から二足で生活をしているのですから、いつから人間は自らが生み出した線に支配された姿勢をとらなければならなくなったのかと言う観点から見れば、垂直につ立つことの矛盾が見えてきます。

②人体構造からの観点

水平面に垂直に立つということは、身体を真横から見た場合、カメラの三脚のような構造バランスで立つということです。

カメラの三脚が地面から垂直に立つためには、支柱を支える全ての脚の長さが同じであり、支柱との傾斜角度も全て同じである必要があります。

では人体の足の構造はどうでしょうか。

くるぶしから前方の骨格をつなぐ線とでは、長さも違えば織りなす傾斜角度も違います。

建築構造から見ても、この構造では支柱を垂直に立てることが難しいということに気づくでしょう。

「テレビ、メディアではこう言ってた」

確かに間違いではないとは思います。

ただ、それが果たして本当の意味で人のカラダを豊かにすることなのでしょうか。

豊かさのヒントを与えてくれるものの一つ

・歴史

ルーツを学ぶことで、本質的な部分が見えてくると考えます。

先人の教え、生き方が最高の教科書です。

 

立ち構えの簡単な見積もり法

①足底8点で立つ

5指の腹・母趾球・小趾球・カカトの面)

②膝と股関節を心地よく伸ばす

(オーバーに伸ばそうとしないこと)

③頭頂部をしっかりと天井へ向ける

 

上記3点がどこでででも自分の「生理的に正常な姿勢(立ち方)」を見積もれる方法となります。

是非、皆さまも試して行なってみてください。

 

ただ、そもそも私たち動物というのは姿形にこだわって生きてきておりません。

立ち方(形)だけを整えても、カラダにストレスを感じない状態にはなれないと考えます。

その理由と、何が必要なのかについてはまた後日書かせていただきたいと思います。

 

今回は「まっすぐ立つこと」について書かせていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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それでは、明日の投稿もお楽しみに。

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