生涯歩き続けられるためにも、脊柱(脊椎)の動きを理解、獲得することが必須です。
より良い生活を送るための「脊柱」と「歩行」に関して、皆さんに覚えていただきたいことを簡単に3つにまとめました。
①脊柱の祖は魚類
約4億1000万年前に登場した魚類が脊椎を持つ初めての生物と言われています。魚類の脊柱はほぼ直線で彎曲は無く、基本的には側屈運動のみでした。
②私たちの祖先は側屈動作が主体
SACO運動 8月
私たちの祖先である魚類・爬虫類・哺乳類が歩いている姿を見ると、大きな側屈動作と合わせてカラダを捻る「回 旋」も行われていますが、人間の歩きにはほぼその動作は入っていません。時代の変化とともに生き物の形態が変わり、それに即して動作を変えてきたと言われていて、動きも良い意味で簡素化されているようです。
③連動性の再教育
そもそも小さい時に歩きを教わったことがない方が大半であり、そのまま日常生活の中でクセがつき、連動性のない歩行になっている方がほとんどだと言えます。 将来カラダの不調が起こらない為にも、脊柱の連動を再教育することが大切なのです。
人間の脊柱の特徴は、頸椎、胸椎、腰椎の形態と動きがそれぞれ異なっていることです。頸椎は回旋、胸椎は側屈、 そして腰椎は前後屈の可動域が大きく、それぞれ協調して運動することで脊柱の複雑な運動の連動感を形成しているのです。
しかし、日本では学校教育や親から歩行や立ち方といった基礎基本運動を学ぶ機会が少なく、それが原因で基本的な連動が行えないとも考えられます。
連動性のないカラダは将来的に肩や腰など不調を引き起こす大きな要因となるため、そうならないためにも本来機能として備わっているはずであるカップリングモーションを行えるようにした方が良いと考えます。
私たちの祖先は、今のより良い快適な暮らしを行えるように基盤を作ってくれました。それは、カラダも同じであり、屈曲・伸展・側屈・回旋という脊柱の基本動作を生きていくための進化過程で作っていったのです。
二足歩行になったことで動きは良いように簡素化されました。しかし、カラダの機能を低下させる要因が多い世の中であること、基礎機能運動を学ぶ機会が幼少期からなかったことなどが原因で、本来の機能を忘れてしまっているのが現状です。
カラダの不調を感じず、より良く生きていくためにも運動は必須であり、基本運動を再教育する今回のコラムで紹介したカップリングモーションは大切なのです。
少しずつ意識が変わり、動作が変わっていくことで、将来の健康的なカラダへと近づくと考えます。
下記に、今回紹介した内容をより詳しく記載したコラムを添付いたします。
ダウンロードして是非社内やご家族でご活用ください。
皆様が20年、30年先も健康的なライフスタイルを過ごしていけるために、健康のために必要なことをこれからも発信していきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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