栄養について学ぶことは、単に何を食べるかではなく「どう感じながら食べるか」を見直すことにつながります。現代の食事は便利になった一方で、「食べているのに満たされない」と感じる方も増えています。日々の不調を整える鍵は、制限ではなく「感覚を取り戻すこと」にあります。
今回は、満たされない食事の背景と整え方について、3つの視点から紹介します。
①満たされない感覚は「子どもの頃から始まっている」
ハムやソーセージなどの加工食品は、手軽で使いやすく、日常的に取り入れられています。しかしこうした食事が増えることで、「満たされる感覚」が弱くなっている可能性があります。
実際に子どもの食事環境では「柔らかい食べ物の増加・加工食品の習慣化」によって「咀嚼回数の減少・噛む力の低下」が指摘されています。本来、しっかり噛むことによって顎が発達し、歯並びや顔のバランスが整いやすくなると言われています。しかし噛む刺激が少ない生活では「顎が小さくなる・噛む力が弱くなる・食べる機能そのものが低下する」という流れが起こりやすくなります。
つまり、「満たされない食事」は子どもの頃からの積み重ねで起きている可能性があるのです。
②現代は「新しすぎる食べ物」と「少なすぎる感覚」
現代(2000年以降)は、保存料・香料・加工技術の発達により、見た目や味が整えられた食品が大きく増えました。
一方で、戦前〜高度経済成長期(〜1960年代頃)までは、食事は今よりもシンプルで、「噛む回数が多い・食材そのものを食べる・食事に時間をかける」といった特徴がありました。この違いにより現代は「刺激(味・香り)は強いが感覚(噛む・感じる)は少ない」という状態になっています。
このアンバランスが「満足感の低下・過食・食後のだるさ」につながっていると考えられます。
③「満たされる食事」は咀嚼から始まる
満たされる食事に必要なのは、カロリーや量ではなく「食べるプロセス」です。特に重要なのが「咀嚼」です。
戦前〜1960年代頃の食事では1口あたり「30回以上」噛むことが一般的とされていましたが現代では「10〜15回程度」まで減少していると言われていますこの変化によって「唾液分泌の低下・消化のスタート不足・満腹中枢の反応遅れ」が起こりやすくなります。
さらに咀嚼には、単なる消化以上の役割があります。噛むことで前頭前野(思考・集中に関わる領域)が活性化することが知られており、食事の質はそのまま脳の働きにも影響します。
つまり食事とは、栄養を入れる行為ではなく消化・吸収・満足まで含めた流れであり、その入口が「咀嚼」なのです。
食事の質は、「何を食べるか」だけでなく「どう食べるか」で大きく変わります。
満たされない感覚は、カラダからのサインです。そのサインに気づき、食べ方を見直すことで、食事の質は大きく変わっていきます。
食事は「制限するもの」ではなく、整えていくものです。
よく噛む、味わう、感じる。
このシンプルな積み重ねが、満足感を高め、過食や不調の予防につながります。
「どう食べるか」を見直すことが、未来の健康をつくる第一歩になります。
具体的な解決法がわからない場合は、当ジムにいつでもご連絡ください。
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