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正しい歩行は足元から

おはようございます。

本日は、歩行と足元の関係性について書きたいと思います。

立っているとき唯一地面に面しているのは足です。
つまり、人は足で身体を支え、バランスをとっているのです。

靴を脱ぐ日本でさえ1日の半分以上は靴を履いて生活をします。
靴は足元の保護だけだはなく、足の機能のサポートをしてくれますが、
近代では、靴を履くことが原因で足元が歪んできたり、
足元本来の機能を低下している恐れがあります。


歩行や姿勢を正すにはまず足元を整えることが大切です。
そして、足元を整えていくうえで、まずは足の構造を知ることが重要です。




まず、片方の足だけで骨がいくつあるかご存じですか。

趾骨(足の指の骨) 14個
中趾骨(真ん中) 5個
足根骨(踵や足の後ろの部分) 7個

全部で『26個』あります。

両足だと52個。意外と多いですよね。

人間の身体の骨は全部で204個あります。
そう考えると、身体の骨の4分の1以上は足の部分にあるということです。


骨が多いという事は筋肉や腱などたくさんあり、
その分機能がたくさんあります。

以前ブログで書かせていただいた、
足底アーチも正しい歩行(姿勢)に欠かせない機能です。

足底アーチは
・内側縦アーチ
・外側縦アーチ
・横アーチ
の3つアーチがあります。

これらのアーチ構造は、地面に足が接地し荷重が加わった際に地面からの衝撃を吸収し、
足や足関節、さらには膝関節や腰などへの負担を軽減する重要な
『クッションの役割』を担っています。

この足のアーチがクッションのような弾力性を有するには、
《足底腱膜》という強靭な縦走繊維束が足裏の踵骨から足趾に向かい帯状に張っています。

この足底腱膜のもう1つの機能としてwindlass機構というものがあります。
windlassとは船の「いかり」を巻き上げる機械のことですが、
足においては指を背屈(反らす)させると「足底腱膜」が巻き上げられ、
アーチが挙上するように働きます。

この機能は実際には足の踏み返し動作の際に役立っています。
踏み返し動作の際にwindrass機構の働きによりアーチが挙上します。
すると挙上したアーチは元に戻ろうとする力を生み出し、
これが前に進むための『ばねの役割』となります。

外反母趾をはじめとし、偏平足障害や開帳足などの足の障害はすべて
このアーチ構造の破綻により引き起こされているといっても過言ではありません。

アーチの破綻した足においては、クッションやバネの役割が失われているため、多くは疲れ易く、歩きにくいといった症状を伴うようになります。
また、足底に胼胝(たこ)が出来ている人の多くもこのアーチ構造の破綻が原因となっています。 


このように、足のアーチ構造は歩くことにおいて大変重要な機能を持っているのです。
身体に負担が無いよう正しく歩くには、まず足元を整えることが大切なのです。


今回は、歩行と足元の関係性について書かせていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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それでは、明日の投稿もお楽しみに。

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