全ては免疫力と衛生安全管理にあります。
運動・栄養・休養を知ることが、健康的なライフスタイルへの第一歩
腸内環境改善で免疫力アップしましょう
なぜ腸内環境を改善すると免疫力がアップするのかというと、身体の免疫システムの 6~7 割が腸周辺に集中しているからです。消化管に侵入してきた物質を体内に入れても良いかどう か判断し、良いものは吸収、望ましくないものは免疫細胞(マクロファージ)や抗体(IgA) などが撃退しているのです。
腸内環境を整える方法
.
1 善玉菌を優位にする
乳酸菌やビフィズス菌を摂取することで腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑えることができます。乳酸菌やビフィズス菌を含む食品は、ヨーグルト、味噌や粕漬け、納豆やキムチなどの発酵食品に含まれています。また、善玉菌のエサとなるオリゴ糖も欠かせませ ん。菌は腸内に定着しないため、毎日食べることが大切です。
.
2 食物繊維を含む食品の摂取
腸内細菌のエサとなり、腸の働きを活性化してくれます。食物繊維には便のかたさとなる 「不溶性食物繊維」と便を軟らかくする「水溶性食物繊維」の 2 種類があります。理想としては不溶性 2:水溶性 1 のバランスで摂るのが推奨されています。
不溶性食物繊維
キャベツ、レタス、ほうれん草、タケノコ、エリンギ、大豆等
水溶性食物繊維
わかめ、ひじき、らっきょう、大麦等
不溶性・水溶性食物繊維
ごぼう、人参、じゃがいも、キウイフルーツ、アボガド、なめこ、プルーン、納豆など
.
3 こまめな水分の摂取
水分は硬い便を柔らかくする役割があります。便の状態がコロコロとした便、でこぼこと した便、ひび割れた便などは水分が足りない状態です。一日 1~2L の水分を摂り、お水以外にも野菜や果物の水分も摂取しましょう。
.
4 身体によい油の摂取
油は便を柔らかくし、滑りを良くしてスムーズに排便をさせてくれる効果があります。 油の中でも、身体に良い影響を与えてくれるものとしてオリーブオイルやココナッツオイル、 なかでも亜麻仁油やごま油などのn-3 系脂肪酸には乳酸菌を増やす働きがあるとされて います。反対にバターやラードを摂りすぎると腸内の悪玉菌が増えてしまいます。
.
5 十分な睡眠とストレスの発散
腸の動きは自律神経でコントロールされています。そのため自律神経のバランスを整える ことも、腸内環境を整える方法のひとつです。睡眠不足やストレスは自律神経のバランスを乱し、交感神経の働きを高めて常に緊張状態 にするため、腸の動きが鈍って便秘を招きます。便意を催す蠕動運動は、副交感神経が優位 になると活発になります。
.
6 運動で腸に刺激を与える
腸を刺激する運動には、上半身をひねる動きが最適です。刺激を与えることで腸の動きを 良くして便の排泄を促してくれます。また、上半身を丸めたり反そらしたりする動きも胃腸 を刺激します。
.
免疫力を高めるには、適度な運動と栄養、休養を知ることが大切です。等ジムではそんな基本的だけど、自分にはどうしたらいいのかわからない。体力をつけて、免疫力を高め、しっかりと休養できる環境づくりを私たちとしていきましょう。