人間の三大欲求のうちの1つである「睡眠」ですが、皆さんはぐっすり眠れているでしょうか。
現代の日本人の大半は睡眠不足です。様々な要因が睡眠リズムを崩していて、その結果心身の不調を訴える
方が増え続けているのが現状なのです。
睡眠リズムが崩す方が多くなった原因とその解決策に関して、皆さんに覚えていただきたいことを簡単に3つにまとめました。
①戦後と比べて日本の睡眠時間は1時間減っている
国民の9割が就寝している時間は「深夜1時」で戦後間も無くは「11時」で起床時間は現代の平均よりも1時間早かった
ようで、現代日本人よりも2時間早く寝て1時間早く起きる生活を送っていたという調査結果があります。
その理由には「労働時間」「長い通勤時間」「スマホ利用」が考えられます。
近年の調査によれば、日本人の平均睡眠時間は戦後と比較して約1時間短縮している。
この変化の背後にはいくつかの要因が考えられる。
経済の高度成長に伴い、労働時間が増加し、都市部での生活が一般化したことが主な要因として挙げられる。
また、テクノロジーの進化による情報の過多やスマートフォン、テレビなどの電子機器の普及が、睡眠時間の短縮を促進しているとも考えられる。
これらの生活の変化は、生活リズムの乱れや、深夜までの働き方を引き起こし、日常の睡眠時間の減少につながっていると考えられる。
②7-8時間の睡眠が理想
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を約90分周期で、一晩に3-5回繰り返されるのです。
現状、このリズムで質のよう睡眠が行えていないのが大半です。
人間の健康と日常の機能を最適に保つため、一般的に7~8時間の睡眠が推奨される。
この推奨される時間は、以下の理由に基づいている。
- 身体の修復: 睡眠中、私たちの体は細胞の修復や免疫系の強化、筋肉の再生など、多くの回復プロセスを行っている。このプロセスには適切な時間が必要であり、7~8時間の睡眠はこれをサポートする。
- 認知機能の最適化: 長時間の睡眠は、記憶の固定や情報の処理、学習能力の向上に関連している。短時間の睡眠はこれらの認知機能を損なう可能性がある。
- 心理的健康の維持: 睡眠不足は、ストレスや抑うつ、不安などの精神的健康の問題を引き起こすリスクを増加させる。適切な睡眠時間は、感情の安定やストレスの管理に役立つ。
- 慢性病リスクの低減: 長期的な睡眠不足は、心疾患、糖尿病、高血圧などのリスクを高めることが示されている。7~8時間の睡眠はこれらのリスクを低減させる。
以上の理由から、7~8時間の睡眠は人間の身体的、精神的健康にとって極めて重要であると結論されている。
③修復ポイントは「植物性タンパク質」
植物性タンパク質には睡眠の質を高める「トリプトファン」というアミノ酸が豊富です。
食品からでは思うように栄養が摂れないため、植物性プロテインの摂取をオススメします。
植物性タンパク質が睡眠の質を向上させる可能性が近年の研究で示唆されている。
以下のポイントは、その理由を説明する主要な要素である。
- トリプトファンの含有: 植物性タンパク質源には、セロトニンの前駆体であり、セロトニンはメラトニンの生成に関与するアミノ酸、トリプトファンが含まれている。これが、深い睡眠を促進する可能性がある。
- 炎症反応の低減: 一部の植物性タンパク質は抗酸化物質や抗炎症成分を含む。これらは体内の炎症を減少させる可能性があり、炎症は睡眠障害の一因と考えられるため、睡眠の質の向上に寄与するかもしれない。
- 血糖値の安定: 植物性タンパク質は、食物繊維や低GI(グリセミック指数)の炭水化物を多く含むことが多い。これにより、血糖値の急な上昇や低下が防ぎやすくなり、安定した睡眠をサポートする可能性がある。
- 消化の促進: 植物性タンパク質は消化が良好で、消化器系に負担をかけにくい。これにより、夜間の不快な消化不良や胃の不調を減少させ、質の高い睡眠を促進する可能性がある。
これらの要因を考慮すると、植物性タンパク質が睡眠の質を向上させる理由が理解される。
継続的な摂取は、より良い睡眠環境を促進する。
戦後〜現在までで、日本人の睡眠事情は大きく変わってしまいました。
現代ならではの問題が不眠等の症状を引き起こしている訳ではありますが、これを仕方ないと思わず
日頃から植物性タンパク質を摂取したり、スマホを使う時間を少なくしていき、睡眠リズムを改善できるように
意識していただければと思います。
日本人は世界一睡眠時間が短い国です。
不眠の積み重ねは、将来不健康状態へと繋がってしまいます。
睡眠の質を解消することは容易ではないと思いますが、今からでも少しずつ対策をすることと
問題意識を持つために今の日本の睡眠事情を知ることが大切です。
そうすることで「健康」に一歩近づくと考えております。
この記事の内容が皆様の健康意識の向上に繋がり、健康的なライフスタイルを送っていただけるようになれば幸いです。
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皆様が20年、30年先も健康的なライフスタイルを過ごしていけるために、健康のために必要なことをこれからも発信していきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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