アンチエイジングと動けるカラダは密接である。
さて、「老化」とはいったいどういうことなのでしょうか?
人は知らないうちに老化が進み老いを感じます。
“老化”とは加齢に伴って生体機能、
例えば筋力、神経伝導速度、肺活量、
病気に対する抵抗力などが低下することであり、
活性酸素などによる細胞膜の酸化、
若さを保つためのホルモン分泌の減少、
精神的弱体化が始まることなどが原因とされています。
年齢にともなうこのような機能低下は、
一般に生殖年齢に達したあとに始まり、
人によって早い遅いはありますが誰にでも起こります。
ヒトでは20歳から30歳以降に始まります。
注意していただきたいのは「老化は病気ではない」ということです。
そして、エイジングとは、英語で「老化」のことを意味します。
老化は、様々な方法によってある程度は遅らせることができると言われています。
老化の原因は様々だが、起立や歩行といった基礎的機能動作は、
「適切な関節が適切な可動域において、適切なタイミングと強度で利用されることによって実現する」
そんな際に働く機能動作であり、加齢と共にこれらの動作に問題が生じてくる。
また、加齢と共にお腹周りに脂肪がつき、メタボの危険性が高まるというのは男女共通の変化となります。
酸化と老化は密接にかかわっていること
老化を説明する学説は大きく分けると「老化プログラム説」と「分子傷害説」の2つがあります。
これまでは、別々に老化の解明が行われてきましたが、
現在2つは相反するものではなく両方が同時に進行した結果が老化であると考えられるようになっています。
この両方の因子に大きな影響を与えているのが活性酸素による酸化であると考えられています。
老化プログラム説
生物の老化は予め遺伝子にプログラムされていて、老化を遅らせることはできないとする説です。
それぞれの細胞には分裂できる限界が設定されており、限界を迎えて分裂ができなくなることにより老化が発生するという説。
分裂できる限界数は動物などの種によりまちまちですが、概ねその種の寿命と比例していることから現在有力な説の一つです。
また、細胞内にあるテロメアが細胞分裂の度に短くなることから、このプログラム説の機構を行っている部分であるとされています。
分子傷害説
生命活動を行っていく上で、外的及び内的な分子レベルでの傷害因子が蓄積することにより生体機能が徐々に低下するという説です。
ヒドロキシラジカルによるDNA損傷が大きいとされるため、フリーラジカル説とも呼ばれます(D・ハーマン,1956,米)。
活性酸素により細胞の自殺、
アポトーシス※が誘導されることがわかっています(自然科学研究機構生理学研究所、岡田泰伸教授らの研究グループが解明、2004年4/20米科学アカデミー紀要電子版)。
※アポトーシス
アポトーシスは細胞が傷ついた遺伝子を内に閉じ込めたまま自殺することであり、
体内の細胞がDNAの損傷により癌化し、体全体が生命の危険にさらされるのを防ぐための切り札として機能しています。
細胞老化し、DNAの損傷が修復できないレベルに達した場合アポトーシスが起こります。
SACO WORKOUT WELLで大切にしていること
一つ一つの動作の精度があがっている事を、
トレーナーによる第三者の客観的な評価や提案があるとこによって、
自身の体に変化を感じることができると、
将来の「動けるカラダ」を手に入れる一つの指標となるということ。
加齢は誰もが防げないものですが、老化の曲線が緩やかにできるかどうかは、
筋力トレーニングや食事、睡眠などの人それぞれの生活の一面に隠されています。
私たちはお客様は一人一人に寄り添い「健康的なライフスタイルを提案する」
そんなジムでありたいと考えております。